医学部の推薦入試対策のポイントと大阪エリアでおすすめの予備校4選

公開日:2022.02.28 更新日:2023.09.20
医学部の推薦入試対策のポイントと大阪エリアでおすすめの予備校4選

医学部受験では、なるべく早く適切な受験対策を見極めたいもの。一般入試に加えて推薦入試を検討している方も多いのではないでしょうか。今回は、大阪エリアで医学部への合格を目指している受験生のために、推薦入試でも心強いサポートとなってくれる予備校選びを解説していきます。推薦受験を検討する上でのメリットやデメリット、おすすめの医学部予備校などもご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

医学部への受験における推薦入試とは?

大学受験で最初の分かれ道とも言える一般入試と推薦入試。ほかの学部の受験と同じように、医学部受験にも用意されている選択肢です。まずは、医学部受験での推薦入試の基本についていろいろと見ていきましょう。

 

一般入試と推薦入試それぞれの特徴

数ある学部の中でも、可能な限り推薦入試を活用するべきとされている医学部受験。入学を希望する大学の医学部が推薦枠を設けていて、かつ自分が推薦入試を満たしている場合は、まずは推薦入試受験を視野に入れてみるのがおすすめです。

一般入試と推薦入試では、出願条件、試験日程、試験方法などにさまざまな違いがありますが、推薦入試ならではの特徴となるのが、少数の出願資格者に限定された特権ともいうべき受験方法であることと、それゆえの倍率の低さ。

推薦入試は、通常、一般入試に先行した試験日程が組まれ、一般入試以上に、筆記試験・小論文・面接などによる学力評価や人物評価などを取り混ぜての選考が進められます。

 

推薦入試の種類や出願 条件

一般的に、医学部の推薦入試は、指定校推薦・公募推薦・地域枠推薦などの学校推薦型と、自己推薦・卒業生子女枠・国際バカロレア(IB)枠などによる総合型の2種類。それぞれ、下記のような特徴があります。

学校推薦型選抜の特徴

  • 指定校推薦:大学が指定する高校の生徒に出願資格が与えられる
  • 公募推薦:大学と高校の双方が定める基準を満たしている生徒に出願資格が与えられる
  • 地域枠推薦:大学の医学部があるエリアの出身者に限定して出願資格が与えられる

 

総合型選抜(AO入試)の特徴

  • 自己推薦:現役生に出願資格が限定されず、自己推薦書や推薦書などが必須となる
  • 卒業生の子女枠:該当の医学部卒業生の子女に出願資格が与えられる
  • 国際バカロレア(IB)枠:国際バカロレア資格を持つ者に限定され、外部英語資格・大学入学共通テストなどが必須となることが多い

 

また、推薦入試においては、おもに下記のような選考方法が採用されています。

  • 推薦書・自己推薦書・志望理由書・調査書など
  • 適性検査
  • 筆記試験や小論文
  • 個人面接、集団面接、グループ討論など

 

医学部 受験で推薦入試を選択するメリット・デメリット

医学部合格への有効な道となる推薦受験。しかし、条件が揃えば誰もが必ず合格できる制度というわけではありません。ここでは、医学部受験における推薦入試のメリットとデメリットを確認していきましょう。

 

まず検討したい!推薦入試のメリット

やはり推薦入試を受験するメリットは、単純に一般入試に加えて合格への道がひとつ増えること、一般入試よりも低い倍率で受験ができること、学力以外の要素でも勝負ができることなど。

また、一般入試合格よりも早く受験が終わるため、合格後の時間を有効活用できることもメリットといえるでしょう。さらに、地域枠推薦などを利用して合格となる場合は、合格後の奨学金制度が利用できたり、学費減免制度が利用できたりという点も大きなメリットとなります。

 

注意点を確認しよう! 推薦入試のデメリット

たくさんのメリットがある推薦入試ですが、推薦受験は一般入試と比較すると狭き門となるところがデメリット。推薦入試の受験には、まずは定められている受験資格を有することが必要になりますし、推薦入試で合格するためには、学力を測る大学入学共通テストなどの準備に加えて、自分の持つ人間性や個性、医学への熱意や適正などをアピールするための綿密な準備が求められます。

また、併願や合格後の辞退をしないことを出願条件としている大学も多くなっています。推薦入試の種類によっては、募集人数が1〜2名、4〜8名ほどの極少数に限定されることもしばしば。推薦入試受験を検討する場合は、募集人数もしっかりと考慮に入れていきましょう。

 

医学部受験でおすすめの推薦入試対策 とは?

推薦入試では、学力が中心となる一般入試の受験対策にプラスして、書類による自己アピール・小論文・面接などの多岐にわたる分野での受験準備が求められます。ここでは、推薦入試を活用した医学部受験合格に欠かせない対策を見ていきましょう。

 

面接や小論文重視?私立大学医学部の推薦入試対策

私立大学医学部の推薦入試は、大学入学共通テストを重視する国公立大学医学部とは異なり、ひとりひとりの個性や適正を重視する傾向にあります。多くの大学が基礎学力テストを実施していますが、合否には、小論文・面接・討論などの選考を経た基礎学力以外の評価が大きく影響してきます。

そのため、過去問題の演習をはじめとした学力テスト対策を取るとともに、ひとりの人間として個性、個人の医療への考え方や医学の道を選ぶ目的、コミュニケーション能力や言語化能力、将来の展望が明確かどうかなどについても、自分を見つめ直していくことが必要となってくるでしょう。



 

大学入学共通テスト重視?国公立大学医学部の推薦入試対策

国公立大学医学部の推薦入試は、これまでのセンター試験にあたる大学入学共通テストへの対策が必要不可欠。さらに、大学が個別に設定している英語・数学・理系科目などの基礎学力テスト、面接・小論文・適性試験への基本的な対策が求められます。センター試験の過去問題の演習に取り組みながら、大学に合わせた模擬面接の練習や小論文の練習などを取り入れていく必要があります。

また、私立大学医学部よりも長期的な受験期間となるため、受験へのモチベーションの維持の仕方についても視野に入れていきましょう。

推薦入試対策でおすすめの医学部特化型の予備校

一般入試とは少し趣の異なる対策が必要とされる推薦入試。ここでは、抜かりなく推薦入試対策ができる医学部受験に特化した予備校をご紹介していきます。大阪エリアで実力のある予備校を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

医進の会


ひとりひとりの個性と目的に合った完全個別指導をコンセプトとしている医進の会。国公立大学の医学部や関西4私立大学医学部への高い合格実績を誇る予備校ならではの独自カリキュラムが人気です。

生徒の特性を活かしたり、苦手を克服したりと、ひとりひとりに特化した効果的な受験対策ができるところが何よりの魅力。どんな推薦入試にも、多角的かつ柔軟に対応していくことができ、大阪市内に天王寺校・上本町校・谷町校の3つの予備校が揃っています。

進学塾ビッグバン


大阪の梅田と東京の御茶ノ水に教室を持つ進学塾ビッグバン。推薦書の書き方や面接のポイントなど、推薦入試の基本から丁寧な指導を受けることができます。また、大阪エリアに住んでいなくても指導を受けることができる双方向性衛星授業「FUTURE」により、遠隔授業を利用して受験対策を練っていくことも可能です。

 

富士学院


大阪エリアでは、大阪校と京都校の2つの教室を持つ富士学院。早い段階からの受験対策で合格が狙える富士ゼミや入試直前指導など、目的別に選択できるコースが充実しています。推薦入試対策としては、現役生と高卒生の両方に対応している期間限定の特別講習などがおすすめです。

メディカルラボ


推薦受験の情報収集や分析を得意とする河合塾グループのメディカルラボ。過去問題などを活用した基本的な学科試験対策に、小論文試験と面接試験対策をプラスしてバランスよく対策を練っていきたい方におすすめです。大阪エリアでは、梅田校・なんば校・あべのハルカス校の3校に、京都校、神戸校、奈良学園前校を展開しています。

 

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