医学部を目指す方は、卒業後の未来の自分を確実にイメージしているはずで、外科医や内科医など、医療従事者になるために医学部を目指します。
そのため、早い段階でビジョンは見えているでしょう。
しかし、どのタイミングから医学部への受験対策をすればいいのか悩むこともあるはずです。
その悩みを解消できるよう、受験対策のタイミングや予備校情報などを、詳しく解説していきましょう。
医学部への進学には、高い偏差値が必要です。
この能力は、1年間で直ぐに身につくことは稀であり、計画的に身に着けていくことが重要となってきます。
ここでは、これまで現役で医学部に合格した生徒の統計に基づいて、医学部への適切な受験対策のタイミングを解説しましょう。
統計によると、医学部を目指すと考えたのは「小学生・中学生」時代が最も多く、全体の48%となっています。
これは、親がドクターであったり医療従事者である家庭にて、幼少期から親の仕事ぶりを見たり親から勧められたりしていることで、高い数字になっているようです。
高校生になってから、医学部を目指すと決めたのは全体の33%で、その理由の多くは「知り合いが大病を患った」ことや「自分の病気を治療してもらった」ことで、医者を目指すきっかけとなったようです。
現役で医学部に合格している生徒では、本格的な受験対策は高校1年生からが18%、高校2年生からが37%となっていて、合わせると55%の半数以上と最も多くなっています。
さらに、中学生から対策している生徒は18%にも登り、高校3年生から本格的に受験対策を行った生徒は、27%に留まっています。
医学部に浪人して合格した生徒は全体の58%と多く、卒業後から受験対策を始めた人の19%を合わせるとなんと77%にもなります。
「卒業後からの受験対策」との内容は、医学部受験を軽く見ていて不合格になってから火がついて、一生懸命に本格的な猛勉強をした生徒です。
その結果、医学部に合格できたことは喜ばしい結果といえるでしょう。
統計の数字が表しているとおり、医学部への現役合格へのカギは「早めの受験対策」にあると証明されています。
つまり、高校へ入学したタイミングが本格的な受験対策にベストであるといえるでしょう。
もちろん、高校入学までに基礎学力は上げておく必要はあります。
「英語・数学・物理・化学・生物」などの教科は、中学生時代にしっかり基礎を身に着けておかないと、高校での勉強に追いつかなくなります。
また、中学時代は進学校に入学するための勉強に重点がおかれるので、中学時代に医学部受験の本格的な対策は難しいところがあるのも事実です。
高校生になれば医学部専門の予備校に入学できて、予備校にて本格的な受験対策が可能となってきます。
これらのことを踏まえると、医学部への本格的な受験対策を行うのは、高校入学のタイミングがベストであり、中学の間は本格的な受験対策がすぐにできるよう、日ごろの学習をしっかりと行うことを目標にしましょう。
先の解説で、医学部に現役合格を果たすには、高校生入学のタイミングで本格的な受験勉強をすることが重要であることが分かりました。
しかし、高校生には学校で授業を受ける必要があり、浪人生のように睡眠時間と食事時間を除いた全ての時間を、受験勉強にあてることはできません。
ここでは、高校生による医学部受験に向けた勉強方法を解説しましょう。
先にお伝えしているとおり、高校生には学校の勉強も必要で、学校にいる間は授業を受けないといけません。
いくら医学部を目指しているからといっても、授業を疎かにすることはできないです。
つまり、学校以外の時間でいかに効率よく受験勉強を行うかが、重要となってきます。
高校3年生の受験前の偏差値が高くないと、医学部への受験自体が危ぶまれます。
そのために、高校1年生から受験対策をスタートさせるのですが、ムリなスケジュールで勉強を進めていくと、どこかで挫折してしまうリスクが高くなります。
高校1年生では、まだまだメンタル面での弱さがあるのは否めません。
有効なのは、学年に応じたスケジュールを立てることです。
ただ単に机に向かう時間を増やすのでなく、知識を習得する時間を効率よく組み立てることがポイントです。
高校1年生では受験対策というよりも、まずは学校内で上位の成績がとれるように勉強した方がよいでしょう。
高校生で医学部に合格するための勉強方法としては、医学部専門の予備校に通ってサポートを受けた方が、自分で計画するよりも効率よく勉強できます。
医学部専門の予備校では、現役高校生を毎年医学部に合格させている実績があるので、合格するためのノウハウを熟知しています。
つまり、学校に通いながら授業を受けて、学内でトップクラスの成績を誇り、さらに、現役で医学部に合格できるのです。
医学部を目指す高校生は、実績のある医学部専門の予備校に通うことで、合格率がグンとアップするのでオススメです。
ここからは、医学部予備校に通うメリットとデメリットについてご紹介します。
予備校なら医学部専門でなくてもいいのでは?と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、医学部合格を目指すなら医学部予備校の方がオススメです!ぜひ参考にしてください。
高校入学のタイミングで医学部専門の予備校に通うメリットは、早くから医学部合格に向けた受験対策ができることです。
学校に通いながら、授業を受けた後に受験勉強をするのは、実際にはカンタンでなくとても大変です。
自分でスケジュールを立てても、毎日さまざまなイレギュラーが発生して思うようにいかないことが多いでしょう。
その点、予備校に通えば学年に応じた勉強方法をサポートしてくれますし、予備校に行くことで勉強のスイッチが入るメリットは大きいといえるでしょう。
高校入学のタイミングで医学部専門の予備校に通う際には、デメリットも存在します。
それは、高額な費用が必要となることです。
3年間高校の授業料にプラスして、予備校の授業料も支払わないといけません。
しかも、医学部専門の予備校の授業料は意外に高額で、予備校によって異なりますが、概ね高校1年・2年では年間200万円~300万円で、高校3年生では、300万円~450万円必要となります。
このような高額な授業料が必要になるのは、デメリットとなってしまうでしょう。
ここまで、医学部に進学するには、早めの受験対策が有効であることをお伝えしてきました。
また、医学部専門の予備校に通うメリットもお伝えしたとおりです。
そこで、ここからは大阪でオススメできる医学部専門の予備校を3校ご紹介していきましょう。
そんな医進の会では、早い段階で医学部へ向けての受験対策を行うことができます。
中学生や高校1年生が通うコース、高校2年生が通うコース、高校3年生が通コースと、それぞれの学年において独自のコースが設けられています。
医進の会は、国公立大医学部・関西4私大医学部への進学志望者に、ベストな医系予備校です。
その理由は多くありますが、最も特徴的なのは「超一流プロ予備校講師による、しっかり管理した1対1の個別指導」と、「独自のオーダーメイドによるテキストとカリキュラム」です。
まず、医学部に精通した、超一流のプロ予備校講師によって、1対1の個別指導を行うので生徒の能力をよく理解できます。
さらに、他校では行わない完全オーダーメイドによる、個別カリキュラムを組んで指導。
テキストも完全オーダーメイドとなる個別テキストで勉強します。
高校入学時の学力は人それぞれです。生徒の現状の学力に合わせて、医学部受験に精通した超一流のプロ講師が、オーダーメイド型のテキストとカリキュラムにて指導するので、合格率が他校と違うのは明らかなのです。
メビオでは、中学生から医学部受験のための授業コースが設けられています。
高校生においては、高校1年生・2年生コースと高校3年生コースの2コースが設けられており、いずれも、医学部指導に長く携わってきた「常勤講師」が指導するので、質の高い医学部に特化した授業を受けることが可能です。
高校1年生・2年生コースでは、医学部入試を現役で突破するカギとなる、英語と数学の実力アップをメインに指導します。
メビオでは少人数授業にて、基本から応用まで、生徒が理解して完全に自分の知識として取り込むまで、徹底的に指導するので、医学部合格への基礎学寮が身につきます。
高校3年生コースでは専用のオリジナルテキストを使って、医学部入試に対応する力を身に着けるカリキュラムを構成しています。
メディカルラボは、進学塾で有名な河合塾グループの医系専門予備校です。
2022年4月5日の速報では、医学部医学科への合格者数がトータルで1,194名と高い実績を誇っています。
メディカルラボでは、個別カリキュラム・マンツーマンの個別授業・プロの講師陣・戦略的対策・情報収集&分析・サポートの6つのメソッドによって、多くの生徒を医学部への合格に導いています。
メディカルラボでは、高校1年・2年コース、高校3年コースの、2つの高校生コースが用意されています。
高校1年・2年コースでは、医師になる覚悟を固める学習を行います。
「なんとなく」では、高い偏差値が必要となる医学部には合格できません。
中学を卒業して間もない時期から、医学部へ合格するシナリオを描いておく必要があります。
まずは、高校の勉強に遅れることなく、学年で上位に入る知識を身に着けます。
この時期は、英語と数学に特に力を入れて学習します。1対1の個別授業で、本当に理解するまで徹底的に指導します。
また、一人ひとりに合わせた個別カリキュラムにて、合格まで最短距離で導くことが可能です。
高校3年生ではこれらに加えて、合格までの戦略的プランにて合格へナビゲートします。
今回は、医学部を目指すタイミングの解説と、大阪でオススメできる医学部専門の予備校を5校ご紹介してきました。
どの予備校もそれぞれ特徴があり実績は十分なので、地理的条件や費用、相性などで自分にピッタリな予備校を選ぶとよいです。
また、高校入学と同時に予備校への入学が難しい場合は、高校1年生の後半もしくは高校2年生で予備校に通うことをオススメします。
そうすれば、現役での医学部合格に近づくことができるでしょう。