蘭学者緒方洪庵が大阪に開いた適塾が起源の大阪大学医学系研究科・医学部では、多くの医療従事者や研究者を輩出しています。
最先端の学問分野を修めるだけでなく、知的リーダーシップを発揮できる人材を育成している機関です。学ぶ環境、充実したプログラムがあるからこそ、卒業後に最先端医療に携わったり、未来医療を支えたりできる人材に成り得るのです。素晴らしい人材を育成する大阪大学医学系研究科・医学部について紐解いていきます。
目次
大阪大学医学系研究科・医学部には、2つの学科と2つの関連施設があります。学科は、医学科と保健学科に分かれています。医学科には、医科学専攻と医学専攻があり、医科学専攻の修士課程は定員20名という狭き門です。
伝統ある研究者養成をモットーとし、日本で初めて基礎医学講座配属を導入した学校です。これは、学生が一定期間基礎医学研究に専念できるプログラムのことです。これにより基礎系大学院進学者が年々増えていっています。
また、充実した臨床実習を実施しているのも特徴的です。診療参加型臨床実習はもちろん、最先端医療にも携わる機会も多くあり、先端医療と一般診療をバランスよく学ぶことが可能となっています。
高度な倫理観を享受し、探求心を育てます。国内のみならず海外医療の先端を担う人材を育成するのが特徴です。基礎医学、最先端の臨床医学、高度先進医療など充実した実習ができる環境が整っています。
大学の講義に加えて、自主学習や課外活動への積極的な参加が奨励されており、高い倫理観と豊かな人間性を養われています。実習を通した主体的なグループ学習があり、基本的な医療の知識を自主的に学ぶことが求められているのが特徴です。
日本で初めての看護、医療技術の専門職育成のための医療技術短期大学部で、高度医療専門職育成のための教育や研究システムが導入されています。
また保健学科では、発展途上国の医療技術者を受け入れ、教育、研究にも力を注いでいます。
放射線の画像情報を元に診断し、治療に生かす医療技術科学を学べる環境にあります。
基礎生体情報学である生体の働きと仕組みや病態生体情報学である病気のメカニズムについて徹底的に学習できる環境が整っています。
大阪大学医学系研究科・医学部の入試は、医学科と保健学科で受け付けています。入試は、前期と後期の一般選抜だけでなく、学校推薦、私費外国人留学生特別入試、海外在住私費外国人留学生特別入試を受け付けています。
募集要項は、冊子での配布は行われず、オフィシャルホームページのリンクから直接様式をダウンロードして作成します。WEBでの出願となります。自宅パソコンのみならず、学校のパソコン、スマートフォンやタブレットからでも出願できます。参考のために過去の募集要項が欲しい人は、大学の研究科に問い合わせると入手することが可能です。
願書の提出は、持ち込みでは受け付けてもらえません。WEBもしくは、書留速達郵便で送るようにしましょう。
2次試験は、記述式の試験となります。他に面接と小論文の試験もあります。例年海外在住者や外国人留学生を対象とした特別入試、推薦入試を受け入れることが若干ありますが、ほとんどは一般入試での合格者となります。
事前に受験生を対象とした説明会やオープンキャンパスが開催されることがあります。日時や会場は予め決まっていますが、全国主要都市で行われます。オンラインでの個別進学相談を受け付けていますので、事前にどのようなところかを知ることもモチベーションアップの秘訣です。
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2丁目2
大阪大学医学系研究科・医学部では、医学研究社を育成することを目指した特別教育プログラムがあります。また医学臨床研究の分野では、国内トップレベルの実績を誇っています。
全国から優秀な受験生がその門を叩くため、入試は狭き門で、倍率も高いですが、難関を勝ち抜くことができれば、最高の教育を受けることができます。最新の情報も常に取り入れていますので、夢を実現させることが可能な大学であるといえるのではないでしょうか。