医学部受験に再チャレンジする浪人生の方は、受験を経験しているために現役高校生よりは有利といわれています。しかし夏の勉強方法によっては現役高校生に追いつき追い抜かれてしまうかも知れません。
夏休みは現役高校生にとっても、学校の授業がない分、受験対策にたっぷり時間をとれるからです。
そこで、医学部受験を目指す浪人生にとって、どのような勉強方法がよいのかを解説します。
目次
浪人生は、もう高校生ではありません。
そのため、浪人生には夏休みはないので、去年と同じ感覚で勉強したのでは現役高校生に追いつかれてしまいます。
受験を経験したアドバンテージを活かして、高校生が夏休みに入る前の梅雨時期から本格的なスケジュールを組んで、勉強を始めておかねばなりません。
高校生が夏休みに入る前から、少し疲れが見え始めている浪人生の方もいるはずです。
なぜなら、高校3年生の後半はずっと受験勉強に時間を費やして、実際の医学部受験を1月~3月に行って今に至っているからです。
残念ながら合格にならなかったとはいえ、休みなく勉強をしてきたのは確かです。
そして、4月から気持ちを新たに医学部受験に向けて勉強を開始しているので、疲れやストレスが溜まってしまうのも理解できます。
しかし、「疲れた、しんどい」といって、休憩をしていると、来年も同じ状況を迎えてしまいます。
少しリフレッシュをしたら、気を引き締めて受験勉強に取り組みましょう。
現役高校生の夏休みは、たっぷり受験勉強に時間を費やせるので、浪人生は追いつかれることなく、引き離す勢いで受験対策に取り組むことが重要です。
受験自体は残念な結果になってしまいましたが、手応えを感じている浪人生は多いはず
どの科目が良くてどの科目が足を引っ張ったのか、既に把握しています。
そのため、4月~6月の2ヵ月間で、苦手科目を徹底的に強化しておくことが大切です
苦手科目をとにかく無くして、全教科平等に勉強時間を割り振ることができようにしておくと、効率的な受験対策が立てやすくなります。
浪人生が夏場に気を緩めてはいけない理由は、現役高校生の勉強時間にあります。
高校生は普段学校生活を送りながら、医学部受験への受験勉強を行っていますが、夏休みは別です。
登校することがなくなるので、1日24時間を有効的に医学部への受験勉強に費やすことが可能となります。
そこで、浪人生は気を緩めることなく、得意科目を伸ばすことが重要となってきます。
4月~6月で苦手科目の対策を行い、7月~8月で得意科目を伸ばすことができれば、現役高校生の追撃をかわして合格をつかみ取る可能性が高くなってきます。
再受験を目指している浪人生は、同じ医学部を受験するか低い偏差値の医学部に目標を変えるか、志望校を再度見直す最後のチャンスがこの夏の期間となります。
苦手科目を強化し、得意科目を伸ばす勉強をしていれば、現状を把握することはできるはずです。
そこで、去年のリベンジができるか否かをつかみ取って、より合格率の高い医学部を選定しましょう。
この夏での志望校選定が、医学部合格を左右するといっても過言ではありません。
それでは、浪人生が夏を乗り切るためにはどのようなポイントに注意すればよいのか、ここで5つのポイントを解説します。
至極当たり前の内容かも知れませんが、守れない浪人生がいるのも確かなので、改めて確認しておいてください。
1日の勉強スケジュールを、しっかり組み上げます。
きちんと紙に書いて壁に貼っておくことをおすすめします。
単に頭で覚えているだけだとダラダラ生活に陥ってしまいがちです。
勉強モードに入れない人の特徴が、スケジュールを書き出さないことにあります。
勉強ばかりでなく栄養面、運動面もしっかり管理することが重要です。
浪人生で実家暮らしや寮に入っているなら、食事のサポートは家族や寮がしてくれるのであまり問題になりません。
一方で、1人暮らしの浪人生は、偏った食生活になりがちです。
栄養バランスも考えた食生活にしないと、脳の働きも悪くなるばかりです。
野菜ジュースやサプリメントなどで、ビタミン補給を行うのがおすすめです。
また、部屋に閉じこもって勉強ばかりしていても、脳が疲れてしまい記憶に残らない状況になってしまいます。
適度な運動も取り入れて体調を崩さなないで毎日を送ることが、効率のよい勉強を続けることにつながります。
身体をしっかり起こして、頭の回転をよくするには朝起きて直ぐに朝日を浴びることが大切です。
毎日同じ時間に起きて、朝日を浴びて体内時計をリセット、そして朝食後に勉強開始。
睡眠はしっかり6時間とって、疲れを残さない。
このような生活リズムを崩すことなく毎日続けることが、効率の高い勉強を行うポイントになってきます。
特に、朝日を浴びることと6時間の睡眠時間は重要です。
受験勉強は、とにかく机に向かってひたすら過去問を解いていくだけでは、有効な受験対策とはいえません。
医学部受験に必要な科目を、均等なボリュームで勉強をしなければいけません。
例えば、前半に英語を集中的に行いその後は手を付けずに、数学と理科に取り組んでいると、後半には英語の対策内容を忘れてしまっている状態になる可能性が高いです。
毎日は無理があるので、毎週必ず全科目を勉強できるボリュームを設定した、ルーティーンを取ることが重要です。
4月~6月で苦手科目を克服しておくことが重要ですが、全員が必ず克服できるわけではありません。
夏の時点でも苦手な教科を抱えたまま、受験勉強をしている浪人生もいることでしょう。
そうなると、勉強時間の配分が重要になってきます。
得意科目は過去問を解いていても、スラスラと解けて正解となるので気持ちがよいのですが、得意科目ばかりに時間を費やしてもあまり意味がありません。
得意科目と苦手科目を洗い出して、苦手科目はどの部分が特に覚えられないのかを把握します。
そして、得意科目の時間をその苦手な部分にあてることで、対策を講じることができます。
それではここで、浪人生が夏に自宅で勉強した方がよいのか、医学部専門の予備校を利用する方がよいのか迷っている浪人生もいるでしょう。
ここでは、それぞれにメリットとデメリットが存在するので、そのことを中心に解説します。
先ずは、浪人生が自宅で勉強する際のメリットとデメリットを解説します。
医学部受験の浪人生が自宅で勉強するメリットは、「費用が安く済むこと」に尽きるといえます。
医学部予備校に通うなら高額な費用が必要ですが、自宅での勉強なら参考書の費用や進学塾が開催する講習へ参加する程度の費用で済みます。
医学部受験の浪人生が自宅で勉強するデメリットは、医学部受験への専門的な知識を持った人物に助けてもらえないことです。
苦手分野をどう克服するか、伸び悩んでいる原因は何なのかなど、自身で考えてもなかなか答えにたどり着けないもの。
たとえ、進学塾が開催する講習を受けても、そこでは医学部に精通した講師でなく通常の大学受験の講師が教えています。前回の受験で苦手だった科目を、どのようなアプローチで克服するかまでは教えてもらえません。
また、今回の志望校をどの医学部にすれば、合格率がアップするかも教えてもらえないので、浪人生が自宅で勉強するのは孤独ともいえます。
次に、医学部専門の予備校を利用するメリットとデメリットを解説しましょう。
医学部への受験合格を視野に入れるなら、医学部専門の予備校を利用するメリットは大きいといえます。
浪人生が医学部専門の予備校を利用すれば、確実な勉強環境を手に入れることができます。
家の中で集中できないことも無くなりますし、周りは全て医学部を目指す同士、ライバルばかりですから、刺激を受けて切磋琢磨することもできます。
何より、医学部に精通したプロの講師に相談できるので、現在の学力でどの大学の医学部を目指すのがベストなのか、合格するための勉強方法など、丁寧な指導や相談に乗ってくれるので安心できます。
医学部合格を目指している浪人生が、医学部予備校を利用するメリットは、とても大きいといますね。
浪人生が医学部専門の予備校を利用するデメリットは、費用が高額になることだけです。
費用は医学部予備校によって様々なので、少しでも気になった方は各予備校を比較してみましょう。
費用の問題さえクリアできれば、デメリットは存在しません。
医学部予備校に向いている浪人生は、確実に医学部に合格したい人です。
医学部受験を目指す浪人生が受験勉強をするパターンは、自宅で自主的に勉強をするパターンと、医学部予備校に通ってプロの講師に勉強を教わるパターンのどちらかになってきます。
学習塾に通うケースも、自宅や自習室で自主的な勉強をするパターンに入ります。
医学部予備校に通えば、医学部に精通したプロの講師が合格への道を教えてくれるので、どうしても医学部に合格したい人が医学部予備校に向いていることとなります。
「医学部予備校に通いたいけれど、自宅近くに良い予備校がない」と、ガッカリしている浪人生には「オンライン医学部予備校」がおすすめです。
近年では実績のある大手の医学部予備校による、オンライン授業が提供されています。
通学して受ける授業と同じ内容をオンラインにて個別指導してもらえるので、自宅にいながら医学部予備校に通うのと同等の、高いクオリティの授業を受けることができます。
医学部予備校によるオンライン授業でも、受験対策としてさまざまなサポートを受けることが可能です。
プロの講師による質の高い授業はもちろん、合格率が高くなる志望校の相談や個別のカリキュラムなど、自宅にて同じサポートが受けられるのは嬉しい限りです。
近くに医学部予備校がないので、自宅での勉強しかないと諦めていた浪人生も、オンライン授業を受ければ医学部合格がグッと近くなってきます。
医学部合格を目指している浪人生には、質の高い受験対策が取れて合格がグッと近くなる医学部予備校がおすすめです。
ここでは、浪人生におすすめできる大阪の医学部専門の予備校2校をご紹介します。
どの予備校も、医学部に精通したプロの講師による授業を受けることができるので、医学部合格への期待度が高まるのは間違いありません。
こちらでも浪人生向けの予備校の費用や選び方について紹介していますので、参考にご覧ください。
医進の会は生徒の2人に1人が医学部に合格している、圧倒的な合格率を誇る大阪の医学部予備校です。
浪人生にも絶大な支持を受けているので、医学部合格を目指している浪人生におすすめです。
医進の会と他校との違いは、講師の質と授業内容にあります。
講師は医学部に精通した超一流のプロ講師なので、生徒を合格に導く力がずば抜けています。
生徒との相性も考慮して、講師との相性が合わなければ変更も可能と、受験生ファーストなシステムなのも特徴です。
授業内容も、それぞれの生徒に合ったカリキュラムによるオーダーメイドの個人授業を提供しており、苦手科目を毎回30分~60分ほど授業形式にて無料でフォローする「個別ファロー」を受けることもできます。
苦手分野により時間をかけられる浪人生にはぴったりのサポートといえるでしょう。
医進の会の特徴は、講師と授業内容が圧倒的に他校と違う高いクオリティとそれにも関わらず費用がリーズナブルな点です。
メビオには、医学部受験に長く携わってきた「常勤講師」が多数在籍していて、生徒が疑問を持ち悩みが生じたなら、いつでも質問や相談ができる環境を整えています。
40名以上の常勤講師が早朝から閉館までサポートするので、悩みを翌日に持ち越すことはありません。
また、全ての講師が生徒の質問に一度きりの説明で終わらせることはなく、目の前でテストを行い、生徒が十分理解したかを確認します。
メビオでは1クラス平均7名、1授業3.5時間、年間1,600時間超の授業を採用しています。
「1クラス平均7名、1授業3.5時間」にこだわっているのは、生徒と講師の距離が近くなることで生まれる、ダイナミズムを重要視しているからです。
講師が「この問題はどう考えて解けばいいかな?」と生徒とのやり取りを、他の生徒が見聞きすることで自分自身の振り返りにもなり、さらに学習が深まっていきます。
3.5時間と長く感じる授業も、講師と生徒間で生まれるライブ感とスピード感で、あっという間の授業となります。
このスピード感は1対1の授業では生まれないので、学習内容の理解と習得に他校とは決定的な違いを生み出しています。
今回は、医学部を目指す浪人生の受験勉強方法について解説してきました。
特に高校生が夏休みにはいる期間では、浪人生も差を詰められないようにきちんとスケジュールを組んで、受験勉強に取り組む必要があります。
ただ、自宅での受験勉強には限界があるので、1人では挫折してしまうリスクが高くなります。
医学部への合格を望むなら、医学部専門の予備校に通うのがおすすめです。
医学部に精通したプロの講師が、合格への道を作ってくれます。
近くに医学部予備校がない場合でも、オンライン授業を提供している予備校に入学できます。
オンラインでも授業や相談など、通学生徒と変わらないサービスを受けられるので安心です。
もう一度、苦い経験を味わいたくないなら、医学部予備校の活用を検討することをおすすめします。