費用を抑えたいがために、予備校や塾なしで医学部合格を目指す人も一定数いるでしょう。
塾なしはコスト面だけ見ればメリットがありますが、医学部合格への難易度がより一層高くなってしまうので注意が必要です。
独学で合格を目指す大変さや費用が少なく金銭面でもサポートしてくれる医学部予備校を紹介していきますので、しっかり確認しましょう。
目次
合格者の中には塾や予備校に通うことなく、独学で学習や対策を行っていた人も一定数いるので実現は不可能ではありません。
独学は自分のペースで勉強を進められる他、コスト削減できるメリットもあり、学習方法が自分に合っている場合は予備校や塾なしでも医学部合格を十分目指せます。
しかし、進学校に在学の方でも合格が難しい医学部。
実現するにはどれほどの努力が必要なのでしょうか?
詳細なデータはないものの、「塾なしで合格した」という声やノウハウを紹介するサイトがあることから、塾や予備校に通わずに医学部を目指す人は少数派ですが、合格者は存在します。
そのため、必ずしも塾や予備校に通わなければ医学部に合格できないわけではありません。
塾なしで合格する人の傾向は、以下の通りです。
よほどの天才や努力家でない限り、塾なしで合格するのは難しいと考えるべきです。
塾なしでの医学部合格はかなり稀なケースであり、実現するには根気や素質が関わってきます。
一般的に高額な費用がかかるにも関わらず、塾や予備校で受験対策を行っている人の割合が多いのは、独学で勉強を続けることや合格ラインまで成績を上げることが難しいからと考えられます。
国公立大学だけでなく私立大学でも出題範囲が広く、基礎力はもちろんのこと高い対応力も求められるのが基本です。
また、大学によって出題傾向が大きく異なり、大学ごとの対策も必要になってきます。
毎年同じ問題が出題されるわけではないため、大学の情報や出題傾向の情報を的確に集めることが重要です。
学習だけでなく情報収集の難しさもあり、独学での医学部合格はより困難になります。
予備校や塾に通うことなく医学部に合格するために必要な要素をご紹介します。
自分のペースで学習が進められるメリットがあり、医学部合格の可能性もゼロではありませんが、実現するためには学習以外にも入念な準備が必要です。
独学で医学部に合格する難しさについて確認していきましょう。
独学は自分のペースで進めていくことができるため、苦手科目を徹底的に追究することも可能です。
一方で、自宅学習では、普段の生活空間で勉強することでメリハリがつきにくく、モチベーション維持が難しくなる欠点もあります。
様々な誘惑があり勉強に集中できないケースも多いため、生活空間を見直すことや自宅ではなく図書館など別の場所で学習するなど、モチベーションを維持することに工夫が必要となります。
生活空間と学習場所をきっちり分けておくことが重要ですが、自分一人の力で行うことは難しく、実現できずに悩む人も多いのが現状です。
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医学部受験では文系や理系問わず、様々な科目の基礎が重要となります。
難易度の高い問題を解く必要がありますが、そのためには土台をしっかり固めておくことが必要不可欠です。
定理や公式の成り立ちなど、本質部分から理解していなければ難問を解くこともできなくなります。
高校2年生までに受験科目の基礎や基本は頭に入れて、3年生に難問対策を行うのが理想といえるでしょう。
独学で医学部に合格するには、自身基礎ができていない科目や単元をみつけて、復習する必要があります。
ただし、基礎問題を何度も繰り返して覚えることは学習が単調になりがちです。
モチベーションの低下にも繋がり、効率良く学習できなくなるので注意が必要になってきます。
独学で合格を勝ち取るためにはスケジュールを自分自身でしっかり管理することも重要です。
医学部のように容易に受かることが難しい場合、高校1年生から受験ついて考えスケジュールを明確に組んでいかなければなりません。
基礎の構築、苦手の克服、受験大学の情報収集のスケジュールを受験の日程から逆算して考え、効率の良い学習と対策を身につけていくことが必要です。
また、医学部に必要な幅広い科目と出題範囲の把握と、それをバランス良く学習できるように自分の現在の学力に合わせたスケジュールも組んでいくことになります。
しかし、自身で学力を把握してスケジュールを組むのは非常に困難です。
勉強以外に時間がとられるため、非効率といえます。
予備校や塾なしで医学部に合格するには正確な情報収集も重要です。
各大学の出題傾向を把握しなければ、効率良く必要な学習も行えません。
しかし、大学の状況は変化することも多く、それに合わせて受験への対策も変わっていく他、入試の出題傾向の詳細などを個人で把握することは難しいでしょう。
また、独学で受験に挑む場合、大学の情報も自分自身で情報を取得していくことになりますが、その際に古い情報に惑わされないように注意が必要です。
ネットは古い情報でも消えることがないため、検索した際に上位に古い情報が出てくることも少なくありません。
情報の取捨選択も医学部受験に精通したプロでないと、見極めが難しいといえます。
塾なしで医学部を目指すことはコスト面でメリットがありますが、合格できず浪人を繰り返すと、費用だけでなく時間も無駄にしてします。
費用と時間、両方のコストを考えるなら、やはり医学部予備校に通いましょう。
医学部予備校では適切な受験対策を行うことができ、医学部合格まで徹底的にサポートしてもらえます。
合格までの時間を最短にすることで、結果的に費用も最小限に抑えられます。
医学部受験の指導を長年行なってきた医学部予備校では、蓄積された大学のデータが豊富です。
各医学部の詳細、入試問題の出題傾向、配点など過去のデータから最新情報が医学部予備校には集まっています。
学校や書籍、ネットなどで確認できない、医学部予備校ならではのノウハウや情報を得ることもできます。
また、自分で情報収集をしていると勉強時間を削られることも多いので、情報部分は予備校に任せることで学習時間を大幅に確保することが可能です。
医学部予備校では医学部受験の二次試験で必要になる小論文、面接も大学別で対策できるメリットがあります。
難関の国公立大学も大学の個性が強い私立大学でも、医学部予備校には各大学の面接・小論文の傾向に関する情報が豊富です。
医学部予備校は少人数制のことも多く、講師に気軽に質問できるため、細かい部分もすぐに確認できるのが特徴です。
合格した予備校の先輩達の実際の話も聞けるので、不安になることの多い面接試験でもしっかり対策を行えるので安心できます。
医学部予備校では、生徒一人ひとりに対応したカリキュラムを作成してくれることも多いです。
生徒の実力、素質、現在の学力に合わせて合格までの最適なスケジュールを考案してくれます。
独学ではわかりづらい苦手科目と得意科目の勉強時間のバランスや、自分の学力と学習進捗を把握でき、効率のいいスケジュールで勉強を進められます。
受験のノウハウや経験が豊富なプロがスケジュール管理を行なってくれるので、安心して学習に集中できるのもメリットと言えるでしょう。
医学部予備校では学習だけでなく、生活環境改善へのアドバイスやメンタル面のサポートも行なってくれます。
医学部予備校には、ベテランの講師だけでなく、医学部受験の生徒のサポートに精通した事務員やチューターが多く在籍。
医学部のように容易に合格を勝ち取ることが難しい試験では精神的に不安になることも多いため、勉強のこと以外で相談できるサポーターやチューターは非常に便りになります。
勉強の質問やモチベーションアップの方法など相談することで孤独にならず、精神的負担を軽減でき、前向きな気持ちで受験日まで過ごせるでしょう。
医学部予備校は地域や時期、授業形態によって費用が変わりますが、入会金は約10万円から30万円で、年間の費用相場は約400万円となります。
塾なしと比較すると費用はかかるのは否めませんが、医学部合格に必要な学習とサポートが揃っているため、合格率は大幅に上昇します。
制度を利用することで費用をおさえることも可能なので、独学で受験対策している方も一度医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
完全オーダーメイドで生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成していくため、自分に合ったペースで授業を行えるのも特徴となります。
月謝制後払いであり、授業数を調整することで費用をおさえることができます。
入学金は110,000円、設備維持費に11,000円、授業料は2時間1コマで19,800円です。
月に4週1コマの授業を年間で取ると単純計算で950,400円となります。
ほかの医学部予備校の約6割の授業料で、医学部受験に特化した高品質な授業を受けられるため、費用で悩んでいる方におすすめです。
徹底したカリキュラム構成が特徴で、最短距離で志望校合格まで導いてくれます。
入学金は100,000円、カリキュラム維持費が高校3年で528,000円、年間授業料は医学部総合コースで2,312,000円です。
選択コースでも費用はやや高めになりますが、サポートが充実しているため難易度の高い医学部に挑戦する場合におすすめです。
入学金は高卒生で330,000円、高校3年で165,000円、高卒生は1コマ(3.5時間)で16,170円、高校3年は1コマ(3時間)で12,870円です。
高卒生が週6日、毎日1コマを取った場合、年間で約466万円です。
全体的にやや高額なものの学費の一部を免除する制度もあるため、条件が良ければかなり費用をおさえることができます。