受験は年を越せばすぐに始まるため、受験直前の冬休みを適切に活用できるかが勝負となります。
特に医学部は難易度が高いため、受験前最後の長期休みの使い方が合格への鍵といっても過言ではありません。
冬休みの過ごし方が今後の受験に大きく影響するので、時間を有意義に活用してしっかり対策を行っていきましょう。
目次
大学受験前の長期休みは冬休みのみとなり、年が明ければ受験日はすぐ目の前となります。
この冬休みの過ごし方が希望大学への合格を左右するため、長期休みをしっかり活用することが重要です。
勉学に集中できるように冬休みを有意義に過ごすポイントを確認しましょう。
出願準備は思った以上に時間を取られる作業なので、早めに準備を始めておくことが重要です。
私立など受ける大学が多い場合は、その数だけ手続きが必要になるので準備に時間がかかるので、受験前に勉強時間をしっかり確保するために出願準備は終わらせておきましょう。
受験する大学の試験日程を確認することも重要でしょう。
複数の大学を受験する際、試験日が重なるトラブルを防ぐために必要となります。
また、受験日を把握することで戦略的に勉強スケジュールを組むことも可能なので、出願準備は早めに始めておきましょう。
勉強に集中するためには健康であることが大前提。
医学部受験は難易度が高く、体調を崩している状態で勉強して知識が身につくほど甘くはありません。
試験当日に体調を崩して受験できなくなる人も少なくないため、受験当日のためにも日常生活で予防をしっかり行い、体調管理は以下を参考に徹底的に行っておきましょう。
受験直前の長期休みを有意義に活用するためにはスケジュールを具体的に立てることが重要です。
1日のスケジュールをしっかり決め、生活リズムを整えていきましょう。
受験前の最後の長期休みに勉強時間で他と差をつけておくことが医学部合格にとって必要不可欠なため、冬休みは1日10時間以上が望ましいでしょう。
10時間以上の確保と聞くと難しく感じますが、受験目前の高校3年生の冬休みは学校の授業がなく、部活も引退している人も多く、勉強時間を確保できる状況となっています。
受験のラストスパートと考えて気を引き締めれば自然と勉強に集中することができるでしょう。
とはいえ、冬休みはクリスマスや年末年始でイベント事が多く、気が緩むことがあり、勉強ペースを乱されることも少なくありません。
時には息抜きも大切ですが、周りの空気に流されないように注意が必要です。
受験前の冬休みを活用するためには、志望校を受ける動機や目標を今一度振り返ってみましょう。
最終目的や到達すべき目標を再度明確にすることで、受験直前の冬休みにすべきことがしっかり見えてきます。
冬休み前には科目ごとに具体的な目標設定や対策をまとめておくと、スケジュールも立てやすくなるでしょう。
勉強時間を確保することが大事ですが、健康状態やメンタル面を整えることも重要です。
そのため、スケジュールを立てる際は睡眠時間や休憩時間をしっかり設けることが必要となります。
志望校への合格に近づけるためにはモチベーション維持が必要不可欠なので、適度に休むことも考えておきましょう。
モチベーションについてはこちらでも紹介しています。
医学部合格は難易度が高いため、冬休みに入る前にもしっかり対策を行っておく必要があります。
冬休みまでにやっておくべき受験対策について見ていきましょう。
共通テスト対策や二次試験対策、過去問対策は時間のある冬休みに行うべきですが、医学部の試験は難易度が高いため、闇雲に勉強を行っても身についていきません。
特に過去問は記述や応用問題の難易度が高く、基礎の土台がしっかり構築されていなければ理解するのは困難です。
そのため、冬休みまでには基礎の土台を構築できているか確認することが重要です。
理解したつもりになっていないか、本質的な部分をしっかり理解できているか確認しましょう。
人に問題の解き方を説明できるようになれば、基礎が身についている証拠です。
客観的な目線で自分の基礎力を確認するために、周りに頼ることも考えましょう。
苦手な科目だけでなく、苦手な単元にまで絞って勉強を行うことも重要です。
冬休みは共通テストや二次試験、過去問の対策が中心になるため、冬休み前までに苦手な単元を克服しておくと、休み中の勉強もスムーズに進みます。
得意領域にまで押し上げる必要はなく、あくまでも得意科目の足を引っ張らないように最低限の点数を取れるようにしておきましょう。
医学部合格を実現するためには冬休みに計画を立てて勉強することが重要です。
冬休みにやるべき受験対策について見ていきましょう。
受験直前は不安で気が焦る人も多いですが、受験直前だからこそ冷静に得意不得意を振り返り、見極めることが重要です。
過去問などで解けない問題を把握し、不得意な問題がはっきりわかれば受験までの約2ヶ月で対処できます。
また、得意科目でも深く理解しているか再度確認することが重要です。
受験する大学によって問題の出題形式が異なるため、出題形式が変わっても対応する必要があります。
深く理解していなければ形式が変わっただけで解くことができなくなるため、理解しているつもりになっていないか確認しましょう。
医学部の共通テスト利用入試の受験科目は数学、英語、理科2科目を必須としていることがほとんどです。
国公立大学の場合は国語や社会も含みますが、数学や英語、理科2科目は私立大学の併願時にも課されるので重点的に取り組むことが重要となります。
共通テストでは基礎力が特に重要。
大学受験直前の冬休みはこの3教科の学習を繰り返し行い、知識として身につけて基礎を固めておきましょう。
共通テストの過去問を繰り返し解くのもおすすめです。
受験直前までのこの基礎固めが次の二次試験でも大きな役割を担うので、継続することを心がけておきましょう。
二次試験対策は受験校の過去問に取り組むのが必須です。
特に私立大学の医学部は大学ごとに傾向が異なります。
大学によって問題形式が異なるため、受験本番でも緊張せずに問題と向き合えるように過去問を解いて慣れておく必要があります。
過去問は10年分ほど解くことで受験校の問題形式を把握することができます。
出題傾向や時間配分も把握できるので、冬休みは必ず過去問に取り組んで解けるようになっておきましょう。
1人で勉強をしていると、学力が向上しているか把握しづらい状況になります。
スケジュールを立てても自宅にいると計画通りに進まないことも多くなるため、冬期講習を活用して勉強時間をしっかり確保することがおすすめです。
予備校の講師から客観的な意見やサポートをしてもらうことで、問題をどれほど理解しているか把握することができます。
自習室がある予備校では集中して勉強できる環境が整っているだけでなく、受験先の過去問や資料も豊富にあるため、より具体的な受験対策を行うことが可能です。
ワンツーマンの個別授業では生徒に合ったスケジュールで冬休みをより有意義な時間に変えてくれます。
ぜひ冬期講習を活用してみましょう。